マイカーリースを検討している方は、コスモ石油が運営しているカーリース「コスモスマートビークル」を見たことがあるかもしれません。
コスモスマートビークルなら、契約後、最短2週間で乗れる車もあるそうです。
しかし、
- カーリースって損なんじゃないか
- リースってどんな車に乗れるの
- いくらぐらいかかるの
など、マイカーリースを検討していても気になってしまうことがたくさんあると思います。
ここでは、コスモ石油が運営しているカーリース「コスモスマートビークル」について、気になることを詳しくご紹介していきます。
結論から言えば、コスモマイカーリースはあまりおすすめなリース会社といえません。
なぜなら、コスモのガソリンスタンドでのメンテナンス対応の評判が良くないからです。
ガソリンスタンドの一番の収益であるメンテナンスで利益を上げることができないカーリース。
親会社が決めたカーリース事業ですが、肝心のガソリンスタンド経営者たちにはあまりメリットがありません。
そのため、コスモのスタンドでいいサービスが期待できないからです。
また、現在ガソリンスタンドの数がドンドン減っています。
あなたの近くにコスモのスタンドはどのくらいあるでしょうか。
カーリース事業は、現在ディーラーも力を入れていますので、いろいろと比較してみることをおすすめします。
コスモスマートビークルとは
コスモスマートビークルは、コスモ石油が2011年4月に始めたサービスで、個人向けのカーリースになります。(法人もあります)
女性やシニア層にとくに好評で、車の維持や管理が手軽にできる点があげられます。
販売ルートが独特で、コスモのガソリンスタンドだけではなく、皆さんもよく利用しているであろう「楽天市場」や「Amazon」さらに「Yahoo!ショッピング」とサイトからも可能であるということです。
コスモスマートビークルの特長は、中古車のリースも可能ですが、「新車リース」であることや「最短2週間で納車可能」な車があることです。
国産車であれば、基本的にすべての車種に対応していますので、気に入ったメーカーの車種をご自身で選んでみてはいかがでしょうか。
出典:https://www.cosmo-mycar.com/
コスモのカーリースで最初に考えるべき4つの事
コスモスマートビークルは、主に新車リースですが「頭金てあるの」や「月々いくらかかるのか」と知りたい事がたくさんありますが、まず、加入を検討する前に、以下にご紹介する4つの事を確認しなければいけません。
4つの設定により月額費用が決定しますので、是非、ご覧ください。
メンテナンスパック
最初に考えるべきは、メンテナンスについてです。
マイカーリースは、コミコミとかメンテナンス不要などと思われがちですが、コスモスマートビークルの場合、以下の3つからご自身で選択をすることになります。
ゴールドパックは、初めてマイカーリースを考えている人におすすめなプランになります。
毎月の出費は一定金額となり、以下のメンテナンスが料金に含まれます。
- 車両代金
- 税金・諸費用(自動車税など)
- 車検整備
- 定期点検
- オイル交換
- 重量税(車検時)
- 自賠責保険(車検時)
- タイヤ交換
- バッテリー交換
- 消耗品交換(ワイパー、ブレーキパットなど)
- 管理車両の延長保証
- ロードサービス
任意保険、ガソリン代や駐車場代等以外の車に関わる全ての事が料金に含まれます。
さらに、ゴールドパックの方はコスモの指定カードでガソリンを入れる場合「月間100Lまで5円引き」となります。
シルバーパックは、ゴールドパックまでカバーしなくても良く、車検までカバーしていれば良いなんて方にピッタリなプランです。
以下のメンテナンスが料金に含まれます。
- 車両代金
- 税金・諸費用(自動車税など)
- 車検整備
- 定期点検
- オイル交換
- 重量税(車検時)
- 自賠責保険(車検時)
タイヤ交換やバッテリーはご自身で何とかできるが、車検は面倒という方はこちらでしょうか。
さらに、シルバーパックの方はコスモの指定カードでガソリンを入れる場合「月間100Lまで3円引き」となります。
ホワイトパックは、車検やメンテナンスはご自身で行い、車両代金や自動車税だけ含まれるパックになります。
- 車両代金
- 税金・諸費用(自動車税など)
車に乗るために最低必要な部分だけで良いという方は、ホワイトパックを選択しましょう。
さらに、ホワイトパックの方はコスモの指定カードでガソリンを入れる場合「月間100Lまで1円引き」となります。
走行距離
コスモスマートビークルに申し込みをする際に、事前に走行距離を設定することになります。
走行距離は1か月でどのくらい走るかの設定となり、以下の3つから選択します。
- 500km/月(6,000km/年)
- 1,000km/月(12,000km/年)
- 1,500km/月(18,000km/年)
週末だけしか使わないなんて方は、だいたい年3,000~5,000km程度になることが多いので500km/月を選ぶといいでしょう。
毎日、車で通勤するかたは往復距離を事前に調べておいて、計算をしてみて下さい。
ちなみに、コスモスマートビークルと契約をしている方の実に61%は「1,000km/月」を選択している結果があります。
リース期間
何年からリースできるのか、と言う事も気になることですよね。
コスモスマートビークルに申し込みをする際に、事前にリース契約期間を設定することになります。
選択できるリース期間は、以下の3つです。
- 36ヶ月(3年)
- 60ヶ月(5年)
- 84ヶ月(7年)
その他のリース期間も設定できるそうですが、コスモスマートビークルに契約をしている方は「60ヶ月が49%」、「84ヶ月が47%」とほとんど5年か7年で設定しているそうです。
頭金やボーナス
最近は、車を購入する際に、頭金を入れることが少なくなりましたが、コスモスマートビークルの場合も頭金やボーナスについて、事前に設定することになります。
頭金は0円から可能となり、頭金の金額やボーナス支払いについて以下から選択します。
頭金
- なし
- 100,000円
- 300,000円
- 500,000円
- なし
- 30,000円
- 50,000円
すでにコスモスマートビークルに契約をしている方での頭金やボーナスの支払いについては、ほとんど0円で設定されている方が多いですので「頭金がないとダメだろう」だなんて思わずに申し込みをしてみてください。
コスモスマートビークルの気になるサービスの流れやペナルティ
料金体系
誰もが車を安く乗りたいと感じていますよね。
コスモスマートビークルで車をリースする場合はどんな料金体系になるのか知っておく必要があります。
コスモスマートビークルのリース料は「残価設定方式」から月々の金額を算出しています。
簡単に残価設定についてご説明しますが、残価設定とは、最初の車両価格から数年後、その車を下取りする場合の価格を設定し、下取り価格を最初の車両価格から差し引いた分の金額を希望する月数で支払うという事です。
下取価格(5年後):1,500,000円だと仮定
3,000,000円-1,500,000円=1,500,000円
5年リースとした場合:1,500,000÷60ヶ月=25,000円(1ヶ月)
あくまでも上記は一例であり、結局、5年後の下取り価格などの「○年後の下取り価格」がカギになります。
2.サービス利用の流れ
コスモスマートビークルのサービスについて、まず、どんな流れになるのか知っておかなければいけません。
流れは下記のようになります。
- お試し見積もりを始める
- 乗りたい車の検索:月々の予算やメーカー名やボディタイプから検索
- 料金シミュレーション:グレードや契約条件を設定しリース料金を確認
- 事前審査申込:月々支払う金額に納得したならお客様情報を入力し事前審査
- リース審査:審査結果は1~2日でメールか電話連絡
- 審査通過後:自宅に契約書類が送付
- 返送作業:書類へ記入後、契約書を返送
- 契約書到着:契約書が到着後、正式に車の発注
- 提携カーディーラーより納車等の連絡:車庫証明、その他必要書類の連絡や納車日時の確定
- 納車:自宅に車が到着
コスモスマートビークルでは、契約書の返送後、最短で2週間で納車できる車もあります。
その他ですと「1ヶ月半~最大5ヶ月」で車の納車となります。
もし、納期が気になる方は「人気車種の納期情報」がありますので、確認してみると良いでしょう。
車種と金額目安
コスモスマートビークルで借りることが出来る車種は、現在「トヨタ、ニッサン、ホンダ、マツダ、スバル、ミツビシ、スズキ、ダイハツ」の8メーカーの国産車から選ぶことになります。
基本的に国産全車種、全グレード扱っていますので月額料金に関しては公式サイトをご覧いただくほうが早くなります。
コスモスマートビークルはこちら
リース契約満了後
リース車は、支払いが終了すると「買取」か「再リース」、「終了」と選択するのが一般的ですが、コスモスマートビークルの場合は、まず以下の2つのプランより選択することになります。
買取プランは、最終的に「買い取り」「再リース」「返却」の3つから選択することになります。
買い取りの場合は、設定残存価格および取得に関わる税金諸費用、継続車検費用等が別途必要となります。
返却の場合は、満了時の査定額と設定残存価格の差額を精算します。
返却プランは、最終的に「再リース」「返却」の2つから選択することになります。
返却プランにしてしまうと買取は出来ませんのでご注意ください。
通常、使用による劣化以上の損耗がなく、契約走行距離を超えない場合には精算は発生しません。
5.キャンセルやペナルティについて
キャンセルやペナルティについても気になることでしょう。
キャンセルが出来るのか、何か知っておかなければいけない事があるのか、ご紹介いたします。
契約締結後にキャンセルすることは出来ません。
しかし、やむ終えない事情で途中で解約が必要となった場合は、協議と言う事になります。
協議によって解約が可能となった場合には、中途解約金が発生し「残りの期間のリース料を一括して支払う」事になる場合があります。
以下にご紹介することも、必ず確認しておきましょう。
1.距離制限
コスモスマートビークルでは、最初に年間の走行距離について設定をします。
しかし、リース契約満了時に設定した走行距離よりも多く走行してしまった場合は、車の価値が下がったとみなされ、違約金を支払う事になります。
違約金は超過走行料金として計算され、「1kmにつき約15円」と考えておくと良いでしょう。
2.原状回復
レンタカーやカーシェアとは違い、リース車ですので、「車両の所有者はリース会社」、「使用者が利用者」になります。
一定期間借りられるマイカーと言っても過言ではありませんので、ペットの同乗や車内での喫煙も可能となります。
しかし、利用制限日までの車両リースであるので、いずれ返却をしなければいけません。
もし、車両返却後に原状回復がされていないという事になった場合は、原状回復費用が別途請求される場合がありますので、最低でも返却をするまでに、室内清掃を行う事が大切です。
まとめ
コスモのカーリースであるコスモスマートビークルについて、いかがでしたでしょうか。
近くにコスモのガソリンスタンドが無い方は、「楽天市場」や「Amazon」「Yahoo!ショッピング」とサイトからも申し込みが可能です。