マイカーローンを組む場合何年ぐらいがいいのでしょうか。
少しでも早く返済を終えたいところですが、短期間にすれば月々の負担は大きくなります。
何年も払い続けるのは避けたいけれど、家計の負担は少なくしたいですよね。
車を購入するのにベストなローンの組み方をご紹介します。
マイカーローンで一番多いのが3年か5年のローン。
どちらも車検のタイミングになっています。
買い替えを考えるのにもちょうどいいですね。
3年ローンの場合
では、マイカーローンを3年で組んだ時はどうなるのでしょうか。
マイカーローンを組むときに大切なことは、年間の支払額がいくらぐらいなら、家計の負担にならないか。
毎月の返済に無理のない支払金額を知る必要があります。
マイカーローンは、だいたい年収の20~25%以下が最適。
これを元に、借り入れ期間を何年になるのか確認してみましょう。
ローンの利息は、借り入れ金額に比例して増えます。
まず購入金額がコミコミ300万円の車を、頭金を60万円で、残りの240万円をローンで支払うとします。
年利5%のローンを3年で組むと、月々の返済額は7万1,930円で利息の総額は18万9,486円、支払総額は258万9,486円です。
3年では、年間の支払額は86万3,160円となり、年収350万円~430万円くらいの人がベストとなります。
5年ローンの場合
では、3年と同じ条件で、5年でローンを組んだ場合はどうなるでしょうか?
同じように、車の購入代金300万円のうち240万円を、年利5%で5年間借り入れします。
すると、毎月の支払額は4万5,291円で、利息の総額は31万7,458円です。
支払総額は271万7,458円となり、年間の支払額は54万3,492円となります。
年収270万円~220万円くらいの人は、同じ300万円でも、5年ローンがベストになります
マイカーローンを組む場合、ベストな借り入れ期間は、年収と年間の支払額とのバランスで決まります。
マイカーローンのリスク
マイカーローンは、基本的に短期で利用されますから、金利の変動によるリスクは小さいと言えます。
しかし、銀行系のマイカーローンを10年で組んだ場合のメリットとデメリットを確認してみましょう。
マイカーローンを10年で組んだ場合
銀行系のマイカーローンでは、固定金利と変動金利があります。
契約時の金利は、固定金利に比べて変動金利の方が低く設定されています。
つまり、変動によるリスクがなければ、変動金利の方が利息が少なくなります。
しかし、一番問題なのは、ローンのリスクは5年目をさかいに上がっていくことです。
10年のマイカーローンは、いかに低金利のローンでも利息の総額が高くなります。
仮に年間10万円の利息だとすると、5年で50万円の利息ですが、10年になると倍の100万円利息となり、支払総額も高くなります。
長く組むメリットとデメリット
マイカーローンを長く組むメリットとしては、支払い回数が多いほど月々の返済額が少なくなり、家計への負担が優しくなります。
そのため、ワンランク上のより高価な車を購入できます。
できるだけ低金利のローンを選び、年間の支払額が年収の20~25%を超えない範囲でシミュレーションをすれば、どれくらいの金額の借り入れが可能かがわかりますね。
デメリットは、やはり借り入れ期間が長い分だけ利息が増えることです。
返済期間が長くなれば、次第に車の価値が下がり、完済した後の買取価格が低くなるリスクもあります。
まとめ
マイカーローンを利用する時は、あなたの生活に合った借り入れ期間を選択することが重要です。
返済期間が短い方が利息が少なくて確かにお得ですが、毎月の支払い負担が大きくなります。
一方で、返済期間が長いと月々の負担は減りますが、長ければ利息が増えることも気をつけてください。
大切なのは、収入とのバランスです。
無理のない返済できるような期間を選びましょう。
マイカーローンを返済しながら家計にもゆとりを持てるくらいがおすすめです。