ATRラジアルタイヤは、インドネシアのタイヤメーカーMASAの日本国内で販売しているタイヤブランドです。
海外ではAchillesラジアルのブランドで販売されており、約100か国以上で販売されています。
ATRラジアルタイヤは、インドネシアで製造されています。
もともと天然ゴム産業が盛んだったインドネシアは、最近では韓国タイヤなどと同じくらいメジャーなアジアンタイヤとなっています。
ATRラジアルタイヤは、走り屋やドリフト族に人気のスポーツ系輸入タイヤです。
「ATR SPORT(ATRスポーツ)」として、愛用者も多くいます。
激安輸入アジアンタイヤの中でもグリップ性能の高さに定評があります。
回頭性の良さやハンドリングしやすさといった運動性能の評価が高くなっています。
また昨今では少なくなったV字型ブロックパターンを多く採用しており、サイドウォール形状の格好良さも相まって、見せるタイヤとしても人気です。
タイヤショルダー部が角張ったスクウェアタイプという点も、見た目の良さだけでなくハイグリップ性能を高めています。
ATRラジアルタイヤは、
スポーツタイヤの「ATR SPORT」「ATR SPORT2」「ATR-K Sport」「ATR SPORT 123S」
スタンダードタイヤの「「ATR SPORT 122」
SUV用の「「Desert Hawk UHP」「Desert Hawk H/T」
商用車向けタイヤ「Econovan」
エコタイヤ「Economist ATR-K」
スタッドレスタイヤ「ATR SPORT WINTER 101」などがあります。
ATRラジアルとは
「ATR RADIAL(エーティーアールラジアル)」はインドネシアの世界的タイヤメーカー「MASA(PT Multistrada Arah Sarana Tbk)」が日本向けブランドとして展開しています。
ATRラジアルは日本で発売されもう10年以上になる、アジアンタイヤの中でも長く愛されてきたタイヤです。
MASAグループでは他にもコンフォートタイヤ系の「CORSA(コルサ)」ブランドを日本展開しています。
こちらも激安タイヤとして人気のあるタイヤです。
MASAは、1991年の設立からイタリアのピレリやドイツのコンチネンタルなど世界的メーカーとの技術提携を行っています。
世界5大大陸すべてに流通するほど大きなタイヤ会社です。
この「ATR RADIAL」ブランドは2016年から、フランスのサッカークラブチーム「パリ・サンジェルマンFC」のオフィシャルスポンサーとなっています。
また「ACHILLES CORSA」も、イングランドのサッカープレミアリーグ「マンチェスター・ユナイテッド」のオフィシャルパートナーです。
日本では一部のマニアしかしらないATRラジアルですが、国際的には認知度が高いタイヤブランドです。
ATRラジアルの評判
ATRラジアルタイヤは実際どうなんでしょうか。
実際に使ってみました。
軽い山道を走ると本当によく食いついてくれる印象でした。
サイドウォールは国産スポーツタイヤに比べれば柔らかいですが、タイヤがよれてしまう気配すら感じませんでした。
サーキットとかドリフトに用いるのならヨレると聞きますが、公道を走るのならば問題無いかと思います。
ATRラジアルは、口コミ評価でも、グリップ力に伴うコントロール性の高さが高く評価されています。
国産スポーツタイヤと比べて半額以下の圧倒的な安さですが、急なコーナリングでもしっかりと路面に食い付き、思い通りに車体の向きを変えていくグリップ性能はコスパ抜群です。
ただ、スポーティータイヤ特有の硬めの乗り心地や、静粛性がイマイチとの評価もあります。
静粛性は高くありませんが、スポーツタイヤとしてみればロードノイズもそれほど気になりません。
運動性能重視より「乗り心地の良いタイヤが欲しい」「静粛性の良さは必須」という方にはおすすめできません。
「溝の減りが早い」などの口コミもありますが、他の輸入タイヤと比べても大きく変わりません。
ただ国産のタイヤと比較すると早く感じました。
通常の使い方なら、平均的な国産タイヤの寿命と比べても大きな差はありません。
年間走行距離が1万キロ未満なら、3年は使えると思って大丈夫です。
晴天はもちろん雨のウェット走行でも安心度の高い性能ポテンシャルを持っています。
ATRラジアル人気のタイヤ
では、ATRラジアルで売れている人気のタイヤをご紹介します。
ATR SPORT
対応サイズ:15〜20インチ
今も人気が高いロングセラーの旧フラッグシップタイヤ「ATR SPORT」。
圧倒的な安さと走行性能の高さが魅力。
「ATRラジアルでおすすめは?」と言えばコレと言えるタイヤです。
コストパフォーマンスに優れており、街乗りからサーキットまで幅広く対応しています。
もちろんドリフトにもお勧めです。
サイズラインナップは15インチの195/60R15から20インチの255/35R20まで取り扱っています。
ATR SPORT2
対応サイズ:15〜22インチ
ニューフラッグシップタイヤとして登場した「ATR SPORT2」。
ATR SPORTの後継として、静粛性、ウェット性能、ハンドリング性能を改善。
ATR SPORTとの違いは静粛性能やウェット性能や走行性能を向上させたタイヤです。
サイズラインナップは15インチの195/55R15から22インチの245/30R22まで取り扱っています。
ATR SPORT2はATR SPORTの後継モデルで性能も向上していますが、ATR SPORTの方が価格が安いので売れています。
21,22インチの大径スポーツタイヤはATRラジアルではATR SPORT2しかありません。
「ATR SPORT」「ATR SPORT2」はスポーツ系プレミアムタイヤ
市街地走行も軽快に走れます。
ただしスポーツタイヤですから、静粛性というよりハンドリング性能やグリップ性能に重点を置いています。
改良した「ATR SPORT2」の静粛性にも、過度の期待は禁物。
ATRシリーズの「ATR-K Sport」「ATR SPORT 123S」は、サーキット走行をも想定したハイパフォーマンスタイヤです。
サマータイヤでは他に、ウェット路面走行でのハイドロプレーニング現象を低減した高速安定性重視のスタンダードタイヤ「ATR SPORT 122」、転がり抵抗を抑えて経済性・耐久性を高めたエコタイヤ「Economist ATR-K」があります。
この「ATR SPORT 122」や「Economist ATR-K(エコノミスト)」はコンフォート性も加味したタイヤですから、ATRラジアルでも乗り心地重視となります。
オートウェイで安く購入
Economist ATR-K
対応サイズ:14~18インチ
ATRラジアルが製造するタイヤ通販AUTOWAYのプライベートブランド。
コストパフォーマンス重視のロングライフ設計ながら、ウェット性能やグリップ性能といった基本性能をしっかり備えたタイヤです。
安心して履ける激安タイヤです。
耐久性や、経済性が優れたコストパフォーマンスの高いスタンダードタイヤ。
転がり抵抗を低減させていることによって低燃費を実現しています。
サイズは14インチの155/55R14の軽自動車サイズから、18インチの165/40R18まで18サイズを取り扱っています。
製造はATRスポーツが行なっていますが、ブロックパターンなど設計においてもオートウェイが参画して、日本の軽自動車に向けて作られたタイヤ。
基本性能をしっかり持たせつつ、転がり抵抗を抑えて耐久性を高めたロングライフ設計と公式ページに書かれています。
エコタイヤとしてコストパフォーマンスは抜群。
実際に乗ってみると、ATRスポーツが得意とするグリップ性能や制動性能も実感できました。
しかし「エコノミストATR-K」も運動性能に比重を置いていますので、静粛性はそれほど高くありません。
静粛性を求める方にはうるさく感じると思います。
「とにかく安くて安全に乗れるタイヤが欲しい!」人にとっては、「高い国産タイヤを買うのが損した」と思わせる実力を持ったタイヤです。
オートウェイで安く購入
ATRラジアルスタッドレスタイヤ
ATRにはWinter 101というスタッドレスタイヤを扱っています。
しかし、サイズラインナップが少なくなります。
コスパ重視のスタッドレスタイヤが欲しい方はナンカンのESSN-1がおすすめです。
NANKANG(ナンカン)のタイヤの評判とスタッドレスの実力
ATRラジアルが買えるインターネット通販ショップ
ATRラジアルは、ネット通販の株式会社オートウェイで購入することが出来ます。
オートウェイでは2005年から販売を開始しており、10年以上販売してきた実績があります。
オートウェイでの取り扱いラインナップ
オートウェイでは現在、スポーツタイヤのATR SPORT、ATR SPORT2、サーキット用のATR SPORT 123S、ATR-K SPORT、コンフォートタイヤのCORSA 2233、ATR SPORT 122、スタンダートタイヤのCORSA、Economist ATR-K、SUV用のDESERT HAWKを扱っています。