車のエアコンが効かない原因とは?
その原因は、エアコンフィルターが汚れ、ゴミなどが詰まって送風量が低下している
また、空気を冷やすのに重要なエアコンガスの不足していることなどが原因として考えられます。
夏場、直射日光が当たる屋外に車を停めていた場合は、車内の温度が高温になっているため冷えるまでに時間がかかることもあります。
この場合は、サンシェードなどで日陰をつくり、できるだけ車内の温度を上げないように工夫することも必要です。
特に夏場、車のエアコンが効かない、冷えないときにまず試しすことは、エアコンの設定温度を一番低くして内気循環で、最大風量にすること。
この状態でエアコンが効いてくるかを待ちます。
これでも、エアコンが効かない場合は故障が考えられます。
車のエアコンが効かない原因でもっとも多いのがエアコンフィルターの汚れ。
エアコンフィルターは、エアコン内部の空気の通り道に装着されています。
これが、ホコリや排気ガス、ゴミ、花粉などを取り除いてくれます。
家のエアコンフィルターと同じと考えてください。
フィルターにゴミやホコリなどが詰まってくると、空気の通り道がなくなります。
そして、カーエアコンの送風量が低下して、エアコンが効かないと感じることがあります。
エアコンフィルターは1万kmごとに交換することがおすすめですが、交換していない人もいると思います。
車のエアコンが効かないと感じたときは、まずエアコンフィルターを確認してみましょう。
エアコンフィルターは自分でも簡単に交換でます。
国産車の場合は、だいたい助手席前にあるグローブボックスを外した場所にあります。
エアコンフィルターのカバーを取り外してフィルターを確認してみましょう。
汚れている場合、こんなひどいこともあります。
自分で交換するのは不安という方はカー用品店ですぐ交換してもらえます。
カー用品店での交換費用は、4~5千円くらいです。
エアコンフィルターが原因ではないときは、だいたいクーラーガスに原因があります。
クーラーガスは、冷風をつくるために必要不可欠なもので、ガスが不足するとエアコンの性能を発揮できなくなります。
クーラーガスは基本的には減りません。
しかし、長く車に乗っていると、車の振動などによって少しずつ減っていくこともあります。
エアコンガスが減っているかどうかは専用の機械で測定する必要があります。
クーラーガスが減っているか、またクーラーガスの補填は自分ではできません。
クーラーガスを交換する場合は、エアコンガスをすべて吸い出し、エアコン内部の水分や汚れを取り除いた後、エアコンオイルを新しく補充、決められた量のクーラーガスを充填します。
カー用品店で点検、作業をしてもらう場合は、8000円くらいかかります。
これ以外が原因でエアコンが冷えない場合、コンプレッサーや電磁クラッチ、空気を冷やす役割をするエバポレーターなどその他エアコン内部の部品故障が考えられます。
こうなると自分ではどうにもなりません。
エアコン内部の部品故障の場合どこに原因があるかは自分で見つるのは難しい作業です。
カー用品やディーラーなどで調べてもらうことをおすすめします。
エアコン修理費用目安
エアコンが冷えない場合の修理費用目安を一覧にしています。
原因 | 修理内容 | 金額 |
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エアコンフィルターのつまり | エアコンフィルター交換 | 4000円~5000円程度 |
エアコンガスの漏れや不足 | エアコンガスの補充 | 8,000円~15000円程度 添加剤などを入れる場合は+2000円以上かかる |
エアコンガスの漏れ点検 | 点検する上で、部品を分解するかどうかによって変動。 分解なし2,000円~3,000円程度 分解あり10,000円以上 |
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エアコンプレッサーの故障 | コンプレッサーの交換 | 5~20万円程度 |
エバポレーターのつまりや故障 | エバポレーターの洗浄 | 50,000円程度 |
エバポレーターの交換 | 5〜10万円程度 | |
サーモスタットの故障 | サーモスタット交換 | 8,000~20,000円程度 |
冷却水の漏れや不足 | 冷却水の交換 | 5,000〜10,000円程度 |
冷却水の補充 | 1Lあたり500円~1,500円程度 | |
ラジエーターの交換 | 50,000~80,000円程度 | |
ラジエーターホースの交換 | 10,000円程度 | |
ブロアファンモーターの故障 | ブロアファンモーターの交換 | 20,000円~40,000円程度 |
クーラーガスの補充は1本あたり約3,000円が相場です。
コンパクトカーでだいたい3本くらいですが、車種や業者によってもかかる費用が異なるため参考程度です。
まとめ
車のエアコンが効かない原因のほとんどは、エアコンフィルターが汚れやゴミなどが詰まって送風量が低下しているケースです。
まず、エアコンフィルターを確認してみましょう。
エアコンフィルターに問題がない場合は、ディーラーや整備工場で確認してもらうことをおすすめします。