カローラクロスは、2021年9月に発売されて、人気ナンバーワンのSUVになりました!
RAV4やハリアーよりはコンパクトで、ヤリスクロスに比べるとひとまわり大きいボディサイズのカローラクロス。
ちょうど良いボディサイズと割安な価格設定で、トヨタの主力車種となります。
そして、トヨタのサブスクリプションサービス「KINTO(キント)」で利用できるようになりました。
新型カローラクロスを手に入れるとしたら、KINTO、残価設定ローン、どちらがお得でしょうか?
その前に、そもそもKINTOでしかカローラクラスが手に入らない可能性もある情報知ってますか?
カローラクロスの納期は、2021年10月初旬に契約して、納車は2022年2月以降になります。
特にSグレードは4月頃に遅れています
Sグレードの納期が長いのは、生産の開始が遅い上に、発売後半年間はKINTO専用グレードになります。
トヨタでは、現在サブスクリプションサービスの普及に力を入れています。
そのため、カローラクロスのSはKINTO専用になっています。
カローラクロスSは装備の割に価格も手頃で、KINTOにピッタリなグレード設定だそうです。
そのため、発売後半年間は、SはKINTO専用になりました。
KINTOとはどのようなサービスなのか
KINTOは、2019年にサービスを開始しています。
サービス開始直後からKINTOをご紹介していますが、サービス開始直後よりずいぶん使いやすくなりました。
まず、3年定額料金のみでしたが、5年、7年プランが加わり、さらにボーナス併用も利用できるようになりました。
より手軽に始めやすい月額料金になったKINTOは利用者もずいぶん増えました。
サブスクリプションサービスと謳っていますが。KINTOはカーリースに分類されます。
他社のカーリースサービスと比べての大きな違いは、
税金、自賠責保険料、メンテナンス費用に加えて、KINTOでは任意保険・車両保険も月々の支払い額に含まれます。
実はこの任意保険料を含むか否かで、定額制の損得勘定は大きく変わります。
KINTOの場合、対人/対物賠償は無制限、人身傷害補償は5000万円で、車両保険もついています。
さらに運転者の年齢条件、家族限定といった範囲もありません。
そのため、あなたが未成年の友人にKINTOの車両を貸して、交通事故を起こした場合でも任意保険が使えるんです。
年齢条件の付帯しない任意保険は、任意保険料は高くなります。
車両保険を含めると、1年間の保険料が20万円近くになるケースもありますね。
KINTOに付帯される任意保険料は、ユーザーの等級による影響がありません。
そのため、KINTOの車両で事故を発生させて保険を使っても、翌年の支払い額が増えることもありません。
保険料の割増しを気にして、任意保険の使用を控える必要はないのです。
KINTOであれば、この保険料も込になっているので、保険料の出費を抑えることもできます。
カローラクロスをKINTOと残価設定ローンで比較
カローラクロスの車両本体価格は、ガソリン車が199万9000~264万円ハイブリッド車が259万~319万9000円となっています。
次に、KINTOと残価設定ローンを比較して損得を確認してみましょう。
グレードは人気のカローラクロスハイブリッドS・2WD(車両本体価格は275万円)に設定します。
KINTO | 残クレ | |
---|---|---|
月額料金 | 52,580円 | 47,400円 |
3年支払い | 189万2880円 | 170万6400円 |
税・諸費用 | 0円 | 約11万円 |
メンテナンス費用 | 0円 | 約4万円 |
任意保険料 | 0円 | 約24万円(3年) |
3年総額合計 | 189万2880円 | 209万6400円 |
カローラクロスハイブリッドS・2WD(車両本体価格は275万円)をKINTOで利用した場合
ボーナスを併用しない3年間コースだと、月々の支払い額は5万2580円になります。
3年間に支払う合計は189万2880円となります。
残価設定ローンを利用した場合
3年払いにすると、月々の支払い金額は4万7400円になります。
3年間に支払う金額は、単純に約170万6400円になりますから、KINTOのほうが18万6480円高くなります。
しかし、この金額には、税金、自賠責保険料、任意保険料なども含まるのでその費用は0円となります。
残価設定ローンの場合は、購入時に支払う税金、自賠責保険料、各種の法定/法定外費用は約11万円ほどかかります。
次に、車にかかる費用メンテナンスコストを加えていきます。
KINTOの場合は、オイル交換などメンテナンス費用と消耗品の交換費用も含まているので0円です。
残価設定ローンの場合は、は、オイル交換交換等メンテナンスで3年間で約4万円になります(ディーラーでメンテナンス)。
最後に任意保険料
一般的な保険料で考え、車両保険も含め26歳以上などの年齢条件を付帯しても1年間で8万園、3年の保険料は24万円と想定します。
KINTOの場合、この費用も0円となります。
合計すると、
KINTOの場合は189万2880円
残価設定ローンの場合は、209万6400円となります。
つまり残価設定ローンよりもKINTOの方が得という結果になります。
任意保険料は個人差がありますが、一概には言えませんが、KINTOは割安なサービスと言えます。
また、若年層のユーザーは、任意保険料はさらに高く1年間に20万円近くになることもありますので3年間なら60万円になります。
そのため、若年層や等級の下がったドライバーにとっては、KINTOはおすすめなサービスと言えます。
KINTOのデメリット
じゃあ、KINTOにデメリットはないのかと言えば、KINTOにもデメリットはあります。
次はKINTOのデメリットについて解説致します。
KINTOのデメリットは、現金購入と比べると割高になることです。
残価設定ローンで、カローラクロスハイブリッドS・2WDは、3年後の残価が145万7500円となっています。
この価格で売却できると仮定して、3年間後145万7500円手元に戻ると129万2500円が支払った金額となります。
KINTOの支払い額は189万2880円
残価設定ローンは170万6400円。
現金購入は129万2500円と一番安くなります。
同じように3年間の税金や諸費用・任意保険料料を加算すると168万2500円となります。
KINTOの3年間の支払い総額は、189万2880円でしたから、現金購入は約20万円安いことになります。
それでも金利や手数料と考えれば、KINTOは割安なサービスと言ってもいいでしょう。
また、このようなサブスクリプションサービスやカーリースは途中解約で違約金が掛かるのが一般的です。
KINTOの場合も、途中解約する場合は一定のペナルティがあります。
金利・手数料・途中解約がKINTOのデメリットと言えます。
しかしながら、
手元に数百万のお金を持って現金一括払いができればいいのですが、
手元にまとまった現金がない場合でも、
KINTOならカローラクロスに乗ることができます。
これは、大きなメリットと言えます。
例えば、iPhone13proが欲しいと思って、現金で20万円出せない人も、
分割で支払ってiPhone13proを利用します。
ドコモでは、おかえしプランとして2年後新しいスマホに買い替えることで返済額を減らすプランがあります。
カーリースと同じようなプランが、スマホでも一般化してきたと言えます。
車は「お金を毎月支払って使う」という感覚で、「毎月5万円までならクルマに使える」という考え方です。
まとめ
カローラクロスは、残価設定ローンよりはKINTOのほうがお得。
ということがわかりました。
人気車は、高残価設定ができるためお得な月額利用料金になります。
カローラクロスのような人気車に乗りたいなら、KINTOも選択肢の一つにしていいでしょう。